子供がてんかん発作を起こしたら

てんかん発作の患者数は1000人に5人と言われるほど、多くの方が発病する危険性のある病気です。また乳幼児から高齢者までどの年齢層でも発症する可能性があります。当サイトでは子供のてんかん発作を中心にてんかんについてご紹介しております。

幼い子どもの写真

子供のてんかん発作の注意点

てんかんとは急に意識がなくなったり、異常行動を起こしたりする「発作」を起こす病気です。
実際、その発作行動は以下3つに分類されます。
1.意識はなく、全身が硬直しガクガク震える、白目をむく、口から泡をふく、などの症状。
2.突然意識がなくなり、意識がなくなる直前の行動のまま動きが止まり、意識が戻るとまた行動の続きを始める症状。
3.電気が走ったように、突然ビクンと筋肉が収縮する症状。
てんかん発作は大脳の神経細胞が無秩序に過剰な興奮を起こすことによって起こります。
しかし、過剰興奮する原因は未だ不明で、体質によるものと考えられ、これらは「突発性てんかん」と言われます。
一方で、脳腫瘍や脳部外傷などの後に発作が起きることもあり、これらは「二次性てんかん」と言われます。
小児の場合は二次性てんかん、又は家系にてんかん患者がいることがほとんど無く、18歳ぐらいまでに治療なく治ってしまう良性小児てんかんや、薬によって12歳ぐらいまでには症状がなくなる小児欠伸てんかんが多いです。
では、実際に子供のてんかん発作が起きたらどう注意して行動すべきなのでしょうか。
大きなけいれん発作を起こした場合、まず本人がけがをしないように周囲に危険な物があれば排除します。
そして、衣服の襟元やウェストを緩めます。
体が突っ張りガクガクと痙攣している場合は、下あごに手を当てて上方に押し上げ、口の中を噛まないように保護します。
昔言われていた「口の中に物を入れる」というのは間違いです。窒息や口の中の怪我につながるので絶対してはいけません。
あごを上げ気道を確保するか、吐いた場合は顔を横に向け窒息しないように気をつけます。
また、通院していても医師はてんかんの発作を目にすることはほとんどないので、継続時間や誘因などの状況や、顔色、発作後の様子などを記録しておき、医師に伝えることが次の治療につながります。

てんかん発作を持つ子供の育て方

てんかん発作は、80%が偶発的、20%は誘発されて、1%は反射的に起こります。
ある刺激が原因で発作が起こる時、その刺激を誘発因子と言い、発作が起こりやすいようにするものを助長因子と言います。
これらは子どもの年齢によって異なります。
前学童期では発熱や感染症、入浴、学童期~前思春期は疲労やストレス、睡眠不足、思春期後期では月経やストレスが助長因子として知られています。
よって日常生活の中でこれらの原因をできるだけ排除すれば、発作の心配はほとんどありません。
育て方には特別な技術は必要ありません。いきなり倒れる場合は、怪我をしないように家具や床に工夫をすると良いです。
一般的には症状を気にしすぎないことが大切で、子育てと同時にてんかん治療を進めます。
てんかん治療ばかりに気を取られると、子育てがおろそかになるので、子どもに対する関心が薄れる可能性があります。
子どもは年齢に応じた育て方が必要なので、あまり過保護になりすぎずに、通常のてんかんを持たない子どもと同じように接することが求められます。
多くの親が、学校での生活中に発作が起こらないか心配します。
幼稚園や保育園、学校では毎日規則正しく早寝早起きを守っていれば、発作は起こりにくいです。
ただし学校は新学期のシーズンに気を付ける必要があります。
担任の先生やクラスメイトが変わることで、ストレスを感じることがあるためです。
また運動会前や学習発表会前など、疲れが蓄積する行事にも配慮します。
本人は一生懸命頑張っているので、発作を懸念して学校行事に参加させないのは、あまり好ましくありません。
事前に担任の先生や養護教諭と話をして、発作が起こった時の対策を確認しておきます。

てんかん発作と発作型分類

てんかんという病気をご存知でしょうか。
これは脳が何らかのきっかけで発作を繰り返してしまう病気で、性別や年齢を問わず誰にでも発生する可能性のあるものなのです。
てんかんそのものによって命が脅かされるものではありませんが、ひとたび発作が起きると様々な症状が現れ、スムーズで質の良い日常生活を送ることが難しくなることもあります。
そもそもてんかんは、ニューロンと呼ばれる脳細胞に突如激しい電気的な刺激が発生し、これによって身体が様々な反応を示す状態を指します。
具体的な症状は人によって異なりますが、一人のてんかん患者に複数の種類の症状が起こることはほぼ無く、同じ症状が繰り返し発生するのが特徴です。
また、このような発作型の分類は、国際的に細かく定められています。
おおまかには、脳の一部でだけ発生する部分発作と、いたる所で連鎖的に発生する全般発作に大別されます。
さらにその中でも、症状の自覚の有無や意識障害の有無、身体的な症状の有無によってさらに細かく分類されることになります。
症状の発生が部分的な場合は、本人が症状や状態を自覚していることが多く、比較的軽度なものも含まれます。
脳全体で発生している場合は、本人の意識が無い場合が多く、様々な身体的症状を引き起こします。
例えば、手足を一定のリズムで動かしてしまう間代発作や、手足が緊張状態となり体が硬くなる強直発作、短時間だけ意識を失う欠神発作などがあります。
てんかん患者の多くは、いつ症状が起きるかわからない不安やストレスを抱えたまま、毎日を過ごしています。
重い症状の場合は会社に勤務することもままならず、自分で悩みを抱え込んでしまう人もたくさんいます。
周囲が病気を正しく理解し、サポートしてあげることが必要なのです。

■急な発作に備えましょう
テグレトール
■発作は起きてしまう前に予防もできる
ラミクタールでてんかん予防